短絡電流の概算

変圧器の容量・%インピーダンス・二次側電圧を入れると、変圧器直下で短絡が起きたときの電流をその場で概算します。%インピーダンスは変圧器の銘板に記載された値を入力してください。

短絡電流(概算)

—A

定格電流
— A
使用した式
—

根拠:定格電流(三相)In = kVA×1000 ÷ (√3×V)、(単相)In = kVA×1000 ÷ V。短絡電流 Isc = In × 100 ÷ %Z

この計算は何をしているのか

変圧器の%インピーダンスは、「定格電流を流すのに必要な電圧降下が、定格電圧の何%か」を表す値です。この値が小さいほど、短絡(電線どうしが直接つながる事故)が起きたときに流れる電流は大きくなります。%インピーダンスが小さい=電流を妨げる力が弱い、というイメージです。

定格電流に対して「100 ÷ %Z」を掛けると、短絡時に流れる電流の概算が出ます。%Zが4%の変圧器なら、定格電流の25倍(100÷4)という計算です。

%インピーダンスは自分で決めない

%インピーダンスは変圧器ごとに固有の値で、銘板または仕様書に記載されています。本ツールは代表的な数値を持たず、必ず入力していただく方式にしています。銘板が確認できない場合は、メーカーまたは設備台帳で確認してください。

この計算に含まれていないもの

これは変圧器そのものが持つインピーダンスだけを使った簡易計算です。実際の短絡電流は、これより小さくなります。理由は次のとおりです。

つまり本ツールの結果は「変圧器直下で起こり得る、最も大きい側の電流」の目安です。遮断器の遮断容量(定格遮断電流)を選ぶときは、この値を安全側の参考として使い、正確な値が必要な場合は系統全体のインピーダンスを含めた短絡電流計算を、電気設備の設計を行う有資格者に依頼してください。

遮断器の選定はこの数値だけで決めないでください 遮断器には短絡電流を安全に遮断できる上限(定格遮断電流)があります。実際に流れうる短絡電流がこれを超えると、事故時に遮断器自体が破損し重大事故につながります。 選定は必ず、系統全体を考慮した計算に基づいて有資格者が行ってください。
関連ツール 変圧器の容量選定/ 許容電流と電線の太さ
ご利用にあたって 本ツールの計算結果は、変圧器単体のインピーダンスのみを用いた概算値であり、実際の短絡電流とは異なります。 遮断器の選定など安全に関わる判断は、必ず系統全体を考慮した計算に基づき、電気設備の設計を行う有資格者が行ってください。 本サイトは計算結果および利用によって生じた損害について責任を負いません。